マルドゥック・ヴェロシティ

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・ヴェロシティ〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

最早年末と言っても過言ではない時期ですが。
冲方先生の心無いリップサービスに心躍ることもなくなりました。
トレカでイキイキとファフナー小説の続編を語っていても、最早それは希望足りえることはないのです。
希望を全て黒く塗りつぶすだけの時をこの本は刊行までの間に与えてくれた訳です。
あたかも真綿で首を締めるがごとく!
そして地元での早川書房の入荷は1日遅い、ちぃ覚えた……
本屋ハシゴとか無駄なことをしてしまいましたよ!
それにしてもSFマガジンで載っていた読み切りは全体のプロットですか……。
なんかもうオチまで書いてあったんじゃあ…!?
ナタリアが死ぬときにウフコック濫用するんだっけ?
毒婦だからなんかスーツ越しの愛撫がどうとか…だった気がしますが良く覚えていません。
ナタリアのお兄ちゃんが、バロットのお兄ちゃんを囲っていたことしか思い出せません。
ぶるぶる。
ネズミ守護天使総士を連想、味方を爆殺して快感を覚えるボイルドに一騎を連想。
もう一度やりたいのよ的展開でも、総士の目は残りひとつしかないので、一騎が再体験するにも残りは1度限りしかないんだなあ、とぼんやり考えてしまいます。
そしてまたフィストファッカーで一騎を連想して、ハザウェイに綴りはHathawayかね? 閃光のハサウェイマフティーかね? 佐々木望かね? と、望声を夢想しつつ台詞を脳内再生ですよ。
2人が最年少で、ラナが16歳だから15歳以下ですか?
最近ショタコンショタコン言われがちなわたくしですが、決してそんな嗜好ではなく……。
うう、SFマガジンで読んだ時は彼らをショタとは思わなかったのですが!?
盲人と犬も一総ですか?
という感じで冲方先生にはそこかしこから一総を匂わされるので困ります!
しかも犬相手に相棒って言ってるけれど、犬は主人だと思ってるあたりが一総だあ……。
主人が溜息をつくだけで代わりに唸って不快を表明しちゃうあたりとか、わ ん こ … !!
それにしてもボイルドの不眠っぷりとかハザウェイの不死性にシュヴァリエを思い出して気がそがれて仕方がなかったです。
志願してなったならまだ……。
大したことないとか言えるならまだ……。
詐欺まがいに食い殺されて眠れぬ夜を軽く一世紀くらい兄弟に解体され接合を繰り返し続けたりとかしないからね!
カトル・カールという文字が目に入るだけで全然関係ないと解っていつつも気が削がれてしまうのです……。