冲方式ストーリー創作塾
![冲方式ストーリー創作塾 冲方式ストーリー創作塾](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5189XCAXHVL._SL160_.jpg)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2005/06/02
- メディア: 単行本
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何だか最初は小説の書き方本とかでなく
当初は、いろいろな業界の人にインタビューをしに行って、教えを請う、という趣旨の本にしたいと考えていました。
って、教えてください。富野です…?
時間が無かったって、富野でさえ対談の相手の勉強も一夜漬けですいませんとかこの本の最初で断っているですよ!
ポックリ入院したりする虚弱体質な冲方先生は睡眠時間削ったりなんて無理しないで下さい。本当に。
しかしわたくしは小説家志望とかでは全然ないので、こういったハウツー本といったら大塚英志の本くらいしか読んだことがないのですが、すごい砕けてますね。
曰く、小説版の「フォトショップを使って可愛い女の子を描いてみよう!」という趣旨の本だそうですが、その例えだと、わたくしには要するにクソの役にも立たない本と同義になってしまいます…。
ああいう系統の本は塗りの技法書であって、結局「可愛い」女の子が描けるかどうかというのはデッサンとかセンスとかが要求されるのであって、その辺をフォローするほどの塗りに到達するほどの含蓄は無い…、気がするのですけれども、その辺の本で良書があればそれこそわたくしに教えて下さい…。
ああ、話が逸れました。
マルドゥックとこないだ読んだばかりのカオスレギオンの02(男が多すぎ、と途中で男キャラを女キャラに転換させていた…笑)とファフナーのプロットで5分の3が埋まっていて、挙句に
好きな漫画やアニメのキャラクターを小説で自由にあんなことを――
だの
必要なのは、千人の中堅作家と、一万人の新人と、百万人の同人作家です。
だの、第4章の『とりあえず書いてみましょう』で
その五 パロディ
これを紹介するかどうか、やや悩みました。
紹介するまでもなく、やる人はやっているからです。
(中略)
アニメに限らず、好きな小説や映画やアニメやゲームや漫画のキャラを、自由に動かしたり喋らせたりすることが恐ろしいくらいにエスカレートして
(中略)
もう、あれです。
小説でも、どんどん、やって下さい。もっともっと、やって下さい。
と言っていたりで、要するに一騎の嗜好通り総士に
眼窩ファックしたり
眼球舐めしたり
良く振ったコーラを
尻に突っ込んだり(竜宮島は昭和の香りだからラムネかなあ)
三味線弾いて油断した所を
木刀と2本挿ししたり
入らないって言ってるのに
無理矢理林檎飴突っ込んだり
していいって事ですね!!!!!!
神様仏様一総の字書き様、宜しくお願いします。
しかし…意外性の無さからの脱却案として、過剰さを技法として勧めているのですけれども…、これが指すのは…ちょっとした永遠の絆の過剰さとして釣られちゃった自分自身を自覚せざるを得ませんよ。
口癖のように言ってきたこれ。
「一騎、総士の事好き過ぎ!」
過剰さです。
これはまごう事無く過剰さです。
過。
ううううう、この本の話を聞いた時に嫌な感じがしたアレの答えがここに!
わたしは見事に釣られてしまった…。
そしてSF Japan 2005 SPRINGの押井守との対談で冲方先生が言っていた、ファフナーのギャラが今までと段チだったという、その肥やしになってしまったのね…!
ついでに平井さんも
→そのパケ絵はこれまでの1枚絵で最高額のギャラだったそうな。
ううん…いいの…消費する対象があるうちは幸せよね。
消費には快感が伴うのよ。
わたしは ファフナーに萌えて 幸せ です……。
意外性の無さからの脱却技法として、ファフナーのラストを彷彿させる、丸投げ落ちの技法が載っていても…、大丈夫、余裕。
総士萌え〜。