黒い季節

黒い季節

黒い季節

思う存分税金使ってやる!という意気込みで図書館にあった冲方先生のデビュー作を読みました。
これ今は絶版扱いみたいですね。ありがとう図書館。
第1回スニーカー大賞金賞受賞作品とのこと。
主人公の男の子の表現として女の子と間違えたり、繊細な描写がしょっちゅう出てきたので、一騎の視点で見ていたからなのか、そういった描写が一切無かった皆城総士とは、冲方先生の中では普通の男の子でしかなかったのかな、と思いました。
それから主人公のお姉さんのベッドシーンを散々やった挙句に、そのお姉さんが実は半分男だった!
などという展開になって、冲方先生は腐男子の素質があるのではないかと思いました。
総士も帰ってくる時はシリコン生命体だから、男だの!女だの!超越してると思うのですけれど、彼の彼たる根幹として男であるという事がどのくらい重要なのかは気になる所でございます。